LL紙パックリサイクル推進研究会

回収・リサイクル事例 リサイクル連絡会(東京・調布市)

LL紙パックリサイクル推進研究会では、アルミ付き紙パックの回収・リサイクル事例を紹介しております。このレポートの詳細版は、会員専用ページでご覧いただくことができます(閲覧にはIDとパスワードが必要となります)。

 

 

1.リサイクル連絡会の概要

リサイクル連絡会は就労継続支援・生活介護事業所を運営する3団体(NPO法人調布心身障害児・者親の会、社会福祉法人調布を耕す会、NPO法人ひなげしの会)で構成され、3団体合計で34名のスタッフで運営し、合計86名の障害者の福祉就労を担っています。

施設を利用している方々が行う作業は、具体的にはボールペンの袋・箱詰め、公園やマンションの清掃にメール便の運行やポスティング、菓子の製造、アートフラワー、革細工、陶芸、組紐等の制作まで実に様々です。牛乳パックの回収はこうした多岐に亘る作業のうちの一つで、調布市からの委託を受けて行っています。

 

2.経緯と背景

調布市では牛乳パックは「市で収集する資源物」として位置づけられ、牛乳パックを燃やせるごみとして出すのではなくリサイクルへの協力を呼びかけています。

平成5年以降、牛乳パックの実際の収集作業は消費者団体連合会(消団連)と「しごと場大好き」が行ってきましたが、3年ほど後に「野いちご作業所」(「ぴいす」の前身)がこれに加わり、さらに2年ほどして「ポピーの家」が参加して現在の体制になりました。

当初はアルミなしの牛乳パックのみを回収していましたが、平成21年度に調布市のごみ分別区分が変わり、アルミ付き紙パックも受け入れることができるようになりました。

 

3.取り組みの概要(牛乳パックの拠点回収)

市内に約40か所ある回収ボックスで牛乳パック(アルミ付きを含む)を回収し、調布市のクリーンセンターへ搬入します。クリーンセンターから古紙問屋へ、さらに再生紙工場に納入され、トイレットペーパーなどにリサイクルされています。このなかで、回収ステーションからクリーンセンターへ牛乳パックを搬入するのがリサイクル連絡会の役割です。

実際の回収作業は、施設スタッフが見守る中、施設利用者が行っています。回収頻度や曜日は施設ごとに異なりますが、「しごと場大好き」の場合は週に2回実施し、このうち1回は5~6名で6か所、もう1回は22~23名で17~18か所を施設が所有する車両で回っています。そのほか、各回収ステーションを管理している方からの要望で臨時に回収することもあります。

回収作業

回収作業

 

 

 

 

 

 

 

 

4.回収状況

回収ボックスは、地域福祉センターや児童館のほか、スーパーマーケットの店頭などに設置されています。これらの開館時間、営業時間などを除けば、曜日や時間にかかわらず、市民はいつでも回収ボックスを利用することができます。アルミなしの牛乳パックもアルミ付きの紙パックも分けずに一緒にボックスの中に入れることができます。

リサイクルに対する意識が高まったことにより、牛乳パックをリサイクルに出すことが浸透してきているようです。スーパーマーケットの店頭回収などでは「洗って開いて乾かして」のルールもかなり守られていて、以前は飲み残しの紙パックも少なくありませんでしたが、この点も改善されてきています。

しかしながら、管理者が不在の回収ボックスでは、飲み残しの紙パックや他のごみ(紙おむつやカップ酒なども)が捨てられているケースもあります。これらのものによって汚れたりカビが生えたりすると、回収ボックスにきちんと出された(開いて洗って乾かした状態の)紙パックまでもがリサイクルに適さなくなる場合がありますので、回収時に手作業で分ける必要があります。

リサイクルに出す際の注意事項を記載したパネルを回収ボックスに貼付し、市民の皆様にご協力をお願いしています。

回収ボックスの説明パネル

回収ボックスの説明パネル

 

 

 

 

 

 

 

 

●取材日時:2015年2月4日(水)
●取材先 :NPO法人調布心身障害児・者親の会 就労継続支援B型 「ぴいす」
社会福祉法人調布を耕す会 多機能型(生活介護・就労継続支援B型)施設

NPO法人調布心身障害児・者親の会のWebサイトURL http://chofuoyanokai.com/index.php?FrontPage
社会福祉法人調布を耕す会のWebサイトURL http://www.tagayasukai.com/index.html

 

※ アルミ付き紙パックはリサイクルすることが可能で、実際にトイレットペーパーなどに生まれ変わっています。消費者の皆様がご家庭で使用したアルミ付き紙パックの一部も回収・リサイクルされています。アルミ付き紙パックをどこで回収しているのかをお知りになりたい方は、下記サイトをご参照ください。

アルミ付き紙容器の回収拠点検索(外部サイトに移動します)
http://www.eco-kami.jp/alupa/recycle/search.html

 

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