LL紙パックリサイクル推進研究会

エコプロ2024に出展協力

日本最大級の環境展示会である「エコプロ2024」(主催:一般社団法人サステナブル経営推進機構、日本経済新聞社)が、2024年12月4日(水)から6日(金)までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東ホールで開催されました。今年も環境や自然災害対策などの総合展示会「SDGs Week EXPO」のなかのひとつの展示会として開かれ、SDGs Week EXPO全体では457社・団体が出展し(10月25日時点での公表値)、3日間の入場者数は63,303人でした。

エコプロ2024会場(入口)

将来を担う小学生も見学に来ました

 

 

 

 

 

 

 

 

当研究会は、本年度も「集めて使うリサイクル協会 / 印刷工業会」のブースへの出展協力を行いました。展示パネルには「ご存知ですか? アルミ付紙パックがリサイクルできること」「主原料が紙のため、トイレットペーパーほか様々な紙製品にリサイクルされています」と大きく表示して展示の趣旨をお伝えしました。

アルミ付紙パック(以下、「アルミ付」といいます)は、「主な原料は紙である」「長期常温保存が可能で食品廃棄物削減に繋がる」「トイレットペーパーなどにリサイクルできる」ことが主な特徴です。
アルミ付のうち小売店などでよく見かけるものは野菜やフルーツのジュース、緑茶、豆乳などです。そのほか、医療現場をはじめとして業務用で使用されているものもあります。200~330ml程度の小さいサイズのものから、1000ml前後の大きいサイズのものまで様々な容量のものがあります。当日はこれらのうちの一部の紙パックをサンプルとして展示しました。

ブース全景

アルミ付についての展示パネル

 

 

 

 

 

 

 

 

アルミ付を回収しているところは必ずしも多くはありませんが、市区町村や小売店の回収ボックス等で回収されているところがあります。しかしながら、そのことがあまりよく知られていないのが現状です。
牛乳パックを始めとするアルミなしの紙パック(以下「アルミなし」といいます。)とアルミ付を一緒に回収している市区町村があるほか、アルミなしとアルミ付を別々に資源として回収している市区町村もあります。別々に回収している市区町村では、アルミ付は「紙製容器包装」や「雑がみ」等の区分で回収されていることがあります。ただし、市区町村のごみ分別ガイドをていねいに読まないと、そのことが分からない場合もあります。
また、小売店に設置してある回収ボックスで、アルミなしとアルミ付を一緒に回収している場合もあります。こうした回収ボックスには、アルミ付も回収していることが表記されていますが、それが小さい文字で書かれているために、注意して見ないと気づかないことがあります。
このように、市区町村の回収でも、小売店での回収でも、アルミ付を回収しているにもかかわらず、そのことが生活者の皆様に十分に伝えられていない場合があります。こうしたことを、具体例を紹介しながら、お話しさせていただきました。

アルミ付サンプルを展示しました

回収事例をパネル上で紹介しました

 

 

 

 

 

 

 

 

来場者にお話を伺うと、「アルミなしとアルミ付とでは、識別表示が異なることを知らなかった」「アルミが使用されていることは知っていたが、アルミ付はリサイクルできないと思い込んでいた」「回収ボックスはよく見るけれど、アルミ付を回収しているかどうかの表示までは見たことはなかった」という声がありました。回収率を上げるためには、回収拠点を増やす必要もありますが、まずは現在アルミ付を回収している市区町村や小売店等の情報を、しっかりと伝えていく必要があります。また、アルミなしとアルミ付を一緒に回収しているのか、別々に回収しているのかといったことも、回収・リサイクルを円滑に進めるために不可欠な情報です。

若い世代の人たちにも分かりやすく説明をしました

多くの方にご来場いただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

飲み終わった後のアルミ付紙パックは貴重な再生紙原料となります。このことをより多くの方に知っていただき、リサイクルにご協力いただけるよう、引き続きウェブサイトやリーフレットなどによって情報発信をしてまいります。ブースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました。

 

 

※ LL研が出展協力している「集めて使うリサイクル協会/印刷工業会」のブースでは、展示台、テーブル、椅子などが紙パックをリサイクルして作られています。

なお、リーフレット等で紹介した回収拠点検索サイトへは下記URLでアクセスできます。
https://www.bellmark-schoolmilk.jp/alupa/recycle/search.html

LL紙パックの回収・リサイクル事例は下記URLからダウンロードすることができます。
http://ll-pack-recycle.org/download/

※ 今回配布したLL研のリーフレットは、ミルクカートン古紙を50%以上配合した印刷用紙を使用して作成しています。

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